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目利きや8
#04 吉田豪さん
#04
吉田豪さん
2/4
吉田
で、アニメにハマってるだけどこれではヤバいってことで、中二ぐらいでアニメ離れをして。
あら。
吉田
アニヲタだとナメられるっていうことで、不良文化の直撃を受けてそういう文化への憧れが高まって、バイクなんか興味もないのに『ヤングオート』とかヤンキー雑誌を買うようになって。
へぇ~。
吉田
まずは暴走族の知識とかを高めていこうと思って(笑)。
わははは!それは吉田さんらしい距離感ですけど、それは完全に計算なんですか?
吉田
いや、カッコいいなとは思ってたよ。それで太いズボンを穿いたりとか縦ストライプのスーツを着たりもして。で、ヤンキーの友達から聴かされたのが、
ブラック・キャッツ
だったりしたわけ。
Disc 02
『LOVER SOUL』
ブラック・キャッツ
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プロレスラーのブラック・キャットなら知ってますけど(笑)。
吉田
いや、こっちのクロネコは流血させたりしないから(笑)。「クリームソーダ」の店員が組んだネオロカの、ストレイ・キャッツみたいな感じのバンドで。当時、テレビ朝日の深夜にやってた『ミントタイム』の主題歌かな? あとヤンキーの友達に教わったのが
ザ・モッズ
で。
ザ・モッズは知ってますわ。
Disc 03
『HANDS UP』
THE MODS
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吉田
モッズはデビュー盤のほうがいいんだけど、単純に手元にあったのがこれだったんで。だから、チンピラ的なモノにもともと惹かれていて、チンピラ感を求めていったらパンクに辿り着いたという。
ほうほう。
吉田
パンクの語源ってチンピラなんだけど、だからチンピラ性のないパンクは凄い嫌いで。悪の匂いがしないのは苦手なんだよね。どこか犯罪者の匂いがほしい(笑)。たぶん世代のせいなんだよね。ブルーハーツ以前にパンクにハマっちゃったから。もちろんブルーハーツも聴いてたし、いいバンドだとは思ったけど。
ほう。
吉田
ただ、その前のラフィン(ノーズ)とかザ・スターリンに行っちゃったから。ブルーハーツはまだいいとして、その後のブルーハーツに影響されたようなビートパンクと言われるバンドが全部苦手。
まぁ青春パンクと呼ばれる流れがありましたよね。 ブルーハーツの一部分の拡大解釈というか。
吉田
そうそう。ああやってさわやかさとか笑顔とかばっかりアピールされると、ついデストロイな感情が湧いてくるね(笑)。だから、チンピラ感って言ったら、やっぱりこれでしょ。
出た、
アナーキー
ですね。
Disc 04
『アナーキー』
アナーキー
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吉田
不良が集まってバンドを組んで、ピストルズが女王陛下に噛み付いたから俺たちは天皇陛下に噛み付こうって考えて大問題になる、そのシンプルな発想がいいよね。いまは不良カルチャーがヒップホップに流れてて残念なんだけど。そういう意味で、ロックでチンピラ感を持ったまま信用できるバンドはギターウルフだと思ってて。一人メンバーがいなくなって、新メンバー入れるときに、暴走族上がりでガレージパンクとか何も知らない、ヒップホップしか聴いてない、ベースも全然弾けないメンバー(UG/ユージ)を入れたんだよね。。
へぇ~!
吉田
ようやく立ってベースが弾けるようになったとか、そういう話を耳にするだけで爆笑したもん。で、ベースの技術がないから音楽的にもどんどんハードコアパンク化していってGBHみたいになって。現代の不良を求めるとこうなるんだなって(笑)。やっぱり、重要なのはチンピラ感だよね。
その流れとしては、ほかに、どんなバンドを聴いてたんですか?
吉田
さっきも言った
スターリン
とかはもちろん大好きだし。
Disc 05
『STOP JAP NAKED』
THE STALIN
Amazon
はいはい。
吉田
最近、ライブ盤の2枚組のCD(ザ・スターリン/I was THE STALIN~絶賛解散中~完全版)が出たんだけど、それの解説が書けるようになったのも嬉しくて。
吉田さんは『情熱大陸』とかに出るより、かつて好きだったバンドのライナーノーツを書けるようになったことのほうが、「ここまで来たか!」感があるんですね(笑)。
吉田
そりゃそうだよ!当たり前!そういえば、ボクがもうロフトプラスワンとかに出るようになった頃、『紙プロ』の編集部に元スターリンのドラムのKEIGOさんがしょっちゅう遊びに来てた時期があって。
あった、あった!僕もその後、KEIGOさんと交流が生まれるんですよ。
吉田
その後、ロード・ウォリアーズとかスタークラブのドラムをやる人なんだけど。一回、美濃輪(育久=現・ミノワマン)との対談を『BURST』でやったとき司会を担当してから交流ができて。その時期に、「今度俺さぁ、プラスワンでスターリンのイベントに出るんだけど、一人じゃしゃべれないから一緒に出てよ」って言われて、事情もわからないまま、往年のインディーオールスターみたいな人たち、宙也さん(元De-LAX)とか(遠藤)ミチロウさんとかヨースコー(COBRA)とか、いろんな人たちと一緒になぜか出ることになって。
さすがに当時の吉田豪では「誰やねん、おまえ?」みたいな状況ですよね(笑)。
吉田
ホントそう。もう10年以上前だけど。でも、そのときKEIGOさんから聞いた話とか最高だったなぁ。KEIGOさんがスターリンに入るために田舎から上京してきて、新宿アルタ前で杉山晋太郎っていうベースの人と待ち合わせしたら、アルタ前で、そのままベースを構えて待ってたという(笑)。
わはははは!
吉田
現代ではありえない話でしょ? おとぎ話だよね(笑)。
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